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トムベアデン博士のMEGを作ってみる[りくつの解析]

ここで言うMEGというのは、テクノだけどアイドルっぽいアーティストのことじゃなくて、
Motionless Electromagnetic Genarator のことです。
アメリカの退役軍人で陰謀論に強いPhD Tom Beadenの開発したこれは、
例の怪しげなフリーエネルギー装置の一種です。
Motionlessとあるように物理的な回転、往復なしで、電気を増やすことができます。
電池から一旦エネルギーを貰うと、電池にエネルギーを返しながら、電力を供給できます。

[NOTICE]私は永久機関を売りません。実際に私が作ったらぜひあなたがこの装置を検証することを願います。それにTom Beaden博士の特許はまだ切れていません。研究目的でしか作れません。

MEGの特許図面
http://tesla3.com/free_websites/zpe_bearden_MEG.html
MEGはなんと米国特許を取得しています。

MEGは上の図の真ん中にあるトランスのバケモノです。
図の12番が磁石です。そうです、磁石のエネルギーを取り出すのがこれの特徴です。
これの動作は、磁気回路シミュレーターで実験されています。
31、32番の入力コイルは必ず片方ずつ動作させます。
磁石が上がN極だとし、32番をオンにして左がNになるとすると、
29番の出力コイルを通る磁束がなくなり、30番の出力コイルを通る磁束が増えます。
このまま32番をオフにすると、逆起電力が29番と30番に出ます。
32番から出る磁束密度は、磁石の半分にしておくと、オフにした時29番と30番のコイルから、32番に与えたのと同じエネルギーが出力されシミュレーションではCOPが2.0だといいます、
でも特許ではCOP=5.0と主張されています。
20番は磁気コアですがハネウェルのMetglas、ナノ結晶アモルファスコアを使うこと、入力コイルをスパッと高速にスイッチングすることで、さらなる高出力が可能というか、Metglasじゃないとうまく行かない、とまで言っています。
で、大本の理屈は、ベクトルポテンシャルAが回転すると、垂直方向に磁界が発生するが、空間の回転していない(non-curl)ベクトルポテンシャルAを取り込んでエネルギーにできるとか、わからない数式がいっぱい出てきます。

しかし、簡単な仕組みですね。やってみたい。

MEGの悩ましいところは追試で成功した人がJLNlabというアマチュア研究所ぐらいしかいない、ということです。
JLNlabは日本のフリーエネルギーのブログもおすすめする有力な研究所なのですが!
なんで、追試に成功する人が少ないか、シミュレーションではうまく行くが如何に成功するか、を考えていきたい。

Metglasがあやしい?


Metglasは磁気をたくさん通せ、残留磁気がなく、高速で動作できる電磁鋼板ですが、
Metglasそのもので追試した人って結構いるんじゃないのか。
でも、それを作っているハネウェルっていうのは、ひょっとして軍産複合体企業じゃないのか?
Wikipediaをみるとやっぱりそうだった。
軍産複合体が庶民向けにフリーエネルギーを可能にするような材料を渡すわけない!
JLNlabのMEGの写真を見てみるとサビが付いているみたいでMetglasが中古品っぽいし、
どうも、いまMetglasを買っても、インチキなものが届いて無駄なんじゃない?
自分は「弱気な」発想で行きます。磁石を弱くして、入力コイルも弱くすれば、最高にいいというのはできなくとも、
トタン板を紙で絶縁した積層コアで何とかなるんじゃない?(空き缶は残留磁気で鉄片を吸い付けるが一部のトタン板はそうじゃないです!)
ちょっと個人で大きな磁気コアを買うのにも、躊躇してしまいますから。買える磁石にぴったり合うものがほしいし、磁石が合うように微調整でコアを削りたい。既成品は削ったら多分アウトです。
気合があるなら、ぜひ日本製のアモルファスコアをオーディオアンプに使うと偽って注文してみたい。

フリエネマニアがやりそうな間違い


磁石を使うと言ったらネオジム磁石を使いたがりますが、ちょっとまった。
ネオジム磁石を使ったらたいていの種類の磁気コアが飽和してせっかくまいたコイルが空芯コイルと同じになっちゃう。
さらに小さなトロイダルコアを分割して使おうと面倒臭がるとイカンですな。

コイルだってまくだけ巻けばいいものじゃない。
MEGの基本はトランスなので、出力コイルを巻いた分だけ出力電圧が上がり、出力電流が減ります。
JLNlabなんて出力が482Vも出ている。負荷抵抗がバリスタっぽい特性に改造した100kΩであまりに高い。
無負荷にしたら巻線の絶縁が破壊された、とか・・・MEGは極めて強力だと言われてもね昇圧比が高いだけ。
おそらく本当は巻き数比にしては負荷抵抗を上げることが重要なのでは?

MEGはスパッと高速にスイッチングすることが重要なのだそうで、
MOSFETはそれに意味がありますが
MOSFETはキャパシタが入力なので、いきなりゲートを充電し、放電させることが必要です。
ロジックICやマイコンから直接なんてありえない。
これには小信号トランジスタのプッシュプルが効果的。NPNで充電し、PNPで放電する、これならかなり速いし省エネ。
このような回路が見る限りなぜかベアデン博士たちがつくった基板でもjlnlabの回路図でもないので、それがMEGの実験を難しくしているのか、確認したいと思います。

こんなことを知っているフリエネマニアがいなくて、普通に電子工作やっている人は知っている。俺達は愚かだ。
従来のテクノロジーをなめてはいけない。

大体どうすればよさそう?


まず、前の3つをおさえておきます。
出力コイルと入力コイルの巻き数比を1:1にしてみます。出力コイルは太い巻線を使ってみます。

多分スピーカーみたくうるさい音が出るのでできれば駆動周波数を150Hz以下か22kHz以上にしてみたいです。

抵抗負荷じゃ、超効率はでない、非線形負荷につなげとJLNlabにあります。おそらく入力コイルに磁力をためている時にそれを消費するのはダメなんでしょう。
特許にあるとおり整流、平滑をして一定の電圧にならないと負荷につながらないようにします。
出力コイルを二重巻きにし、両波整流にします。低電圧で実験するつもりなのでダイオードブリッジを使うのは躊躇します。

入力する電力はなるべく少なくします。磁気飽和が起こると入力電流が極端に上がるはずです。そのポイントの半分の電流にしたい。

コアの形状は、なるべくデブいほうがいいと思います。磁路を太く。トランスとかコイルはだいたいデブで、それでこそ変換効率がよくてパワフルなのです。トランジスタグラマーなんかとは違います。

最後に、MEGの開発チームが説明する動画のリンクを載せておきます。英語です。
http://youtu.be/no50_5iSr2Y

20170821 MEGやパラレルパスのシミュレーションで、出力コイル側の磁束がちゃんと2倍になっていないパターンが結構多いです。
ひどいときには1/4も増加していません。これでは出力はかなり弱いです。
なぜそうなるのでしょうか。

追記!
この記事を書きっぱなしではありません。実際にMEGの小さいやつをこしらえて実験をしています。
手のひらに収まるサイズです。このぐらいでないと板金加工が苦労します。
結果は出来次第お知らせします。
今のところ損出がおおいですが、にもかかわらずどの部品も全く発熱しないのと、
MOSFETをOFFにした瞬間50Vぐらいの尖頭電圧が出ますが、MOSFET自体発熱がなく安定している不思議があります。
それと出力コイルをもうすこし巻き足さないとまともな出力が取れないのかもしれない。
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